ワードプレスとは?費用とメリット・デメリットをご紹介
ドアログ編集部
※コンサルチーム監修
ワードプレスは、便利で快適なCMSです。適切に活用すれば専門的な知識がなくても体裁の整ったホームページを制作できます。また、ビジネスに最適化したこだわりのホームページを制作することも可能です。ただし、デメリットがないわけではありません。表示速度・セキュリティ対策などに気を付ける必要があります。
このページでは、ワードプレスの活用を検討している方のために、特徴や機能、活用するメリット・デメリットを解説しています。また、ホームページ制作にかかる費用の目安を、自分で制作するケースと業者に依頼するケースに分けて紹介しています。以下の情報を参考にすれば、ワードプレスを使ったホームページ制作について理解を深められるはずです。
ホームページ制作に利用するワードプレスとは?
ワードプレスは、開発者はもちろん初心者でも高品質なWebサイトを作れるCMSです。CMSはContents Management Systemの頭文字をとった略語で、Webサイトを構成する画像・テキスト・テンプレートなどをまとめて管理するシステムを指します。CMSの特徴は、管理している画像・テキスト・テンプレートなどを活用して自動でWebページを生成してくれることです。したがって、ワードプレスを利用すれば、HTMLやCSSなどの知識がない方でも、高品質なWebサイトを制作することができます。
ワードプレスの機能
ワードプレスの主な機能は次の通りです。
【ワードプレスの主な機能】
- 記事の投稿・管理
- 画像の投稿・管理
- デザインのカスタマイズ
- コメントの管理
- ユーザー権限の管理
また、機能を拡張できるプラグインが55,000個以上も存在します。プラグインを活用することで、アクセス解析やSEO対策、お問い合わせフォームの設置、メーリングリストの作成なども行えます。
ワードプレスが選ばれる理由
ワードプレスは、圧倒的なシェアを誇るCMSです。公式サイトによると、Webの42%がワードプレスで構築されています。多くの方から選ばれている理由として以下の点が挙げられます。
【ワードプレスが選ばれる理由】
- 無料で配布されている
- 誰でも簡単にホームページを制作できる
- 拡張性が非常に高い
ワードプレスは、非常に優れたCMSといえるでしょう。
ワードプレスによるホームページ制作は安い?
ワードプレスを使ったホームページ制作方法は以下の2つに分かれます。
【ワードプレスを使ったホームページ制作方法】
- ワードプレスを使って自分で制作
- ワードプレスを使ってホームページ制作会社が制作
ワードプレスを使って自分で制作する場合の費用は、非常に安いといえます。ワードプレスが無料で配布されているからです。ワードプレスを使ってホームページ制作会社が制作する場合の費用は、ケースバイケースといえます。ホームページにより仕様が大きく異なるからです。例えば、既存のテンプレートを使用する小規模なホームページであれば、費用は比較的安いといえるでしょう。テンプレートを新たに作成したり、サーバーを構築したりすると、費用は高額になります。したがって、ホームページ制作会社に依頼する場合は、一概に安い、高いとはいえません。
ワードプレスによるホームページ制作費用
ワードプレスを使ったホームページ制作費用の目安は次の通りです。
自分で制作する場合の費用の目安
自分でホームページを制作すると、以下の費用がかかります。
【ホームページ制作にかかる費用】
- 独自ドメイン取得代:1,000~30,000円/年程度
- レンタルサーバー代:5,000~24,000円/年程度
- テンプレート代(有料テンプレートを使用する場合):10,000~20,000円程度
ドメインとは、インターネット上の住所のことです。「https://○○○.co.jp」の○○部分にあたります。○○部分の文字列を自分で指定することを独自ドメイン取得といいます。独自ドメイン取得代は1,000~30,000円程度です。
レンタルサーバーは、サーバーを貸してくれるサービスです。ワードプレスはサーバーにインストールして使用するため、レンタルサーバー(PHPとMySQLが利用できるサーバー)が必要になります。レンタルサーバー代は年間5,000~24,000円程度です。また、3,000円程度の初期費用もかかります。
ホームページ制作会社が制作する場合の費用の目安
ホームページ制作会社が制作する場合の費用は、ケースで異なります。おおよその目安を示すと以下のようになります。
【ホームページ制作にかかる費用】
- 既存のテンプレートを使用する小規模なホームページ:50,000円~
- 小規模なホームページ:300,000円~
- 中規模以上のホームページ:800,000円程度~
具体的には、テンプレートの作成、システムの構築、プラグインの導入、カスタマイズなどの費用がかかります。もちろん、独自ドメイン取得代やレンタルサーバー代(サーバーを構築しない場合)も必要です。ホームページ完成後、保守・管理を依頼すると月額5,000~50,000円程度の保守管理費もかかります。
ワードプレスによるホームページ制作のメリット
ワードプレスでホームページを制作するメリットとして以下の点が挙げられます。
【メリット】
- 初心者でもホームページを制作できる
- 分業体制を構築しやすい
- カスタマイズが可能
各メリットについて説明します。
初心者でもホームページを制作できる
ワードプレスを活用すれば、専門的な知識がない方でも、無料で体裁の整ったホームページを制作できます。入力したテキストや追加した画像をもとに、ワードプレスが自動でWebページを生成してくれるからです。Webページの更新も簡単に行えます。
分業体制を構築しやすい
ワードプレスでホームページを制作すれば、専門的な知識がないスタッフでもWebページの追加・更新が可能になります。また、各ユーザーに以下のユーザー権限を設定できるため、複数のスタッフで安全に運用できます。
【ワードプレスのユーザー権限】
- 管理者:すべての操作を行える
- 編集者:カテゴリーの管理・記事の作成・編集・投稿などを行える
- 投稿者:新規記事の作成・編集・投稿などを行える
- 寄稿者:新規記事の作成・編集・閲覧を行える
- 購読者:自身のプロフィールを編集できる
カスタマイズが可能
HTML・CSS・PHPなどの専門知識があれば、ホームページを自由にカスタマイズできる点も見逃せません。自社のビジネスに最適化したホームページを制作することも可能です。
ワードプレスによるホームページ制作のデメリット
ワードプレスでホームページを制作するデメリットは以下の通りです。
【デメリット】
- カスタマイズには一定の知識が必要
- 表示速度が遅くなりやすい
- ハッキングの標的になりやすい
各デメリットについて説明します。
カスタマイズには一定の知識が必要
前述の通りカスタマイズにはHTML・CSS・PHPなどの知識が必要です。デザインなどにこだわりたいものの専門的な知識がない方は、ホームページ制作会社へ依頼するほうがよいかもしれません。
表示速度が遅くなりやすい
アクセスのたびにWebページを生成するため、HTMLで作成したWebページよりも表示速度は遅くなる傾向があります。表示速度の向上には、画像の圧縮、キャッシュ系プラグインの利用などが有効です。
ハッキングの標的になりやすい
オープンソース型CMSであるうえ、圧倒的なシェアを占めるため、ワードプレスはハッカーの標的になりやすいと考えられています。アップグレード、セキュリティ系プラグインの利用などが欠かせません。ホームページ制作会社に依頼して、高度なセキュリティ対策を講じることもできます。
ホームページ制作にかかる管理費用と内訳
ホームページは制作して終わりではありません。制作後は、管理・メンテナンスをしていく必要があります。
具体的な管理項目や、管理するために必要な費用について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
ワードプレスは使い勝手の良いCMS
ホームページ制作に利用されているワードプレスについて解説しました。目的に合わせて様々な活用方法が考えられるため、使い勝手の良いCMSといえるでしょう。ホームページ制作を検討している方は、ワードプレスを利用してみてはいかがでしょうか。
クリエイティブネットドアでは、ワードプレスを利用したホームページ制作からサイトの保守・運用まで行っております。
東京や札幌でホームページ制作を検討している方は是非お問い合わせください。